公開日:2021年08月13日(金)
院長の斉藤です。
今回は、画像診断装置の紹介の続きで、超音波検査機器のご紹介です。
前回紹介のレントゲン検査機器は、
骨・関節、
胸腔内臓器では肺、心臓の全体像など、
腹腔内臓器では各臓器の全体像、
胆のうや腎臓・膀胱の結石の有無などの評価に優れていますが、
超音波検査機器では、
心臓内構造および機能評価、
肝臓・腎臓などの腹腔内臓器の構造の評価に優れています。
心臓の検査では、弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症など)、心筋症、腫瘍の有無などの評価を行えます。
腹腔内臓器では、肝臓・胆のう(胆泥症の有無)の評価、脾臓の腫瘤の発見、腎・尿管・膀胱結石の有無、胃腸の構造的・機能的評価などが行えます。
時には、目の中の状態の確認や、膝関節の靭帯・半月板の状態の確認をする時にも使用されます。
以上のように、血液検査やレントゲン検査では評価出来ないとても多くの情報を示してくれます。
中高齢での健康診断には是非取り入れて頂きたい検査だと思います。